キャベツという私の宝物、相棒、娘でもあり、人生の師匠!!、ずっと一緒だと思っていた雑種の猫がいた。「いた」と、過去形に書くことすらいまだにセツナイ。
　彼女はキーシュの親代わりだった。教育係だった。
おとといくらいから、キーシュが今までやらなかった事をするようになった。
それはキャベツが爪を研ぐ場所で、キーシュも研ぐようになった。「チキチキ・・」と懐かしい音が、懐かしい場所から聞こえた。「キャーさん？」見てみるとキーシュだった。何だかうれしくなった。し、逢いたくなった。






　

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